被災者の代理人としての思い
労働災害は突然発生します。通勤中に発生することもあれば、業務中に発生することもあります。また、仕事が終わり家に帰った後に、過労から突然倒れて発症するということも起こりえることです。しかも、経験上、これらの労災は真面目に仕事に取り組んでおられる方ほど、被災しやすいという一面もあるように感じます。
労働災害は、被災者やその家族の生活を180度変えてしまうことがあります。仕事をして収入を得ている以上、被災によって休業をすることになれば、その影響は重大なものになりえます。退職を余儀なくされるというケースも相当数存在しています。
第三者からみると、被災者が事故後に職場復帰したり、退職をしても元気にしている様子をみると、いつもどおりに戻ったように見えるかもしれません。しかし、被災者やその家族からすると、実際にはそのようなことはありません。
これまで、私は多くの労災案件を担当してきました。その中で、日々の支障を確認するために、被災者の自宅へうかがったり、通院に同行したり、被害者と行動をともにしたりしてきましたが、皆様に共通していることは、被災者やその家族の皆様は、私からすると、とても信じられないような努力を続けているということです。
被災したことにより、介護が必要になる…、リハビリのために通院(付添)をしなければならない…、仕事や家事の合間を縫って通院をしなければいけない…、毎日薬を飲まないといけない…。被災者の方々は、「慣れてしまったので大丈夫」と言われることもありますが、そんなわけはありません。
例え被災者側に過失があっても、これらの負担を受け入れることは容易ではありません。私が当事者であれば、間違いなくそう思います。
私たちラグーンが被災者の代理人としてできることは、これらの被災者に生じる負担を少しでも軽くし、後遺障害の内容に見合った適正な労災保険金及び損害賠償金を取得するとともに、その他公的・私的な援助制度等を最大限に活用して、少しでも被害回復を図ることができるようにサポートをすることです。
そのために、他の法律事務所では実施していないサポートを積極的に行っています。労基での面談同行、医師面談、現場検証への立会い等により通院や後遺障害等級認定のサポート、労災事故の発生原因の調査をして、被災者やその家族が納得し、客観的にも労災による不利益と向きあえるだけの適正な損害賠償金を受け取るまで、決して妥協しないという方針で、代理人として会社側(使用者側)と交渉・裁判をし、全力を尽くすことをお約束します。
また、少しでも被害回復を図ることができるように、活用できる社会制度等についても、地元ならではのネットワークと経験を活かして、積極的に情報提供等のサポートをさせていただきたいと思います。